紙芝居 ひちのぎおんさん


これから
小童の祇園さんの紙芝居を 始めます。
小童の祇園さんは、昔は、七月の十四・十五・十六日
の三日間、行われて、いましたが 今では
七月の第三日曜日から 三日間 行われる
ようになりました。 祭りの間は、
町飾りもして 参道には、沢山の のぼりも
立ち並び にぎやかに 祇園祭りが
行われます。 そして昔は、田植え後の仕事
で 祇園さん迄には 田の草取りを 済めて
おこうと言って 朝早くから 田んぼに
出て 仕事を されていたそうです。
 

 



ずっーと ずぅーと 大昔に 須佐王の
尊が 小童に来られる途中、 矢野の
うねという所で お水を 飲まれたそうです
そのお水が とっても おいしかったそうで
今では この水を 祇園水と 言って
七月の祇園祭りには、ここ迄 水を
汲みに 来て 須佐神社に
お供えされます。

 



これは 須佐神社の全部のやしろ(社)
です。 お祭りしてあるのは
須佐王の尊と 天照大神と
くしいなだ姫を お祭りしてあります。
昔は、病気になると、病院も遠く
薬も 売られていなかったので
遠くからも 毎日 お参りして
早く病気が治るようにと お祈りして
いたそうです。

 



そして昔は 靴もなく このように ぞうりを
はいていました。 祇園祭りには、遠くの方
からも 朝早くから 歩いて お参り
されていたそうで 神社の下の方の 下谷
という所へ ついた頃には、ぞうりも
破れてしまっていたそうです そこで新しいぞうりに はき
替えて お参りしていたそうです。
そして 今のように テレビなどはないので
昔は 祇園祭りには 沢山の人達が
お参りをしたりして
とても にぎやかな お祭りだった
ようです。

 



祇園祭りの 最初の日に こうして
上下町 矢野の人が 神儀 大名行列を
して 来られます。 どうして 矢野の人が
神儀を 打って 来られるかと 言うと
須佐王の尊が 小童に 来られる時
矢野温泉の所で ひと晩 泊まって
次の日 小童へ 向かわれたそうです
その時の お供の人が 矢野の かたやの人
うねの人 郷の人 あしお おたべの人が
一緒に 須佐神社迄ついて 来られたそうです
そのことが 今も ずっーと 続いて
おります。

 



大名行列の中には 獅子舞もあり
獅子に 頭をかんでもらうと 病気を
しないで 毎日 元気に 過ごすことが
できるということで 子供も 大人も
獅子に 頭を かんでもらいます。
又、獅子に 子供が 頭を かんでもらうと
勉強も よく できるように なると
言われています。

 



みこしも 三台出ます。
ワイショイ ゝ と 景気よいかけ声で
須佐神社から 近くの 武塔神社迄
みこしを かついで 行かれます。
今では かわいい 子供みこしも
出て にぎやかです

 



日本一 大きな 大みこしに のって
須佐王の尊が 近くの 武塔神社の
くしいなだ姫の所へ 泊まりに 行かれます。
この辺の お宮では 見たこともない 大きな
大きな 大みこしなので 男の人も 女の人も
総出で 引っぱります。

 



昔は、大みこし おごしさんとも 言いますが
そのお供に 神官さんが 馬に乗って
行かれていました。
今では、馬もいなくなったので 歩いて
お供を されています が、
今年は、白い馬が一頭でて
神官さんが のって いかれましたね。
白い馬は 久井の方の 乗馬クラブの馬だそうです。

 



祇園祭りには、いろいろな お店が
でていました。
「あめ、あめ、もも、もも 見て
行きんさい。 見たら こうて
帰りんさい」 と言って 祇園飴を
祇園さん土産に 買って帰えて
いました。
ももも 出始めで 青い固い桃を
めずらしがって 買って 食べて
いました。

 



そして昔は お店を出す人が 遠くから 沢山 来て
いました。 三日間 泊まりこみで 来て
いろんな おもちゃやお菓子や 飴等 売って
いました。
子供達は 一年に一回のお祭りで おもちゃなどを買ってもらえるので とても
楽しみにしていました
女の子は、新しい洋服や ゆかたを買ってもらったり
ぬってもらったりしていました。
村の人も 仕事を休んで
お参りしたり 親せきを 呼んで かしわ餅
食べたり ごちそうをして食べて いました

 



そして 祇園祭りには いろんな
みせものが 来ていました。
サーカス、軽業師 少女歌劇等
歌あり 踊りありで 楽しい
にぎやかな お祭りでした。
「子供は ここに 入ったら いけんよ
あぶない あぶない さあー
さあー 始まり 始まり」 と
言って やっていました

 



これは、昔から 今も
ずっーと 一月七日に 行われて
いる 的弓祭(まとうさい)です
四方に しめを 張りめぐらして
若松二本を 立て 「まえだれしめ」と
言う しめを 張って 的を
つるします

 



この的弓祭は、無病息災を 祈って
行われている 行事です
神官さんが 弓と矢を 持って
東・南・北・西の 四方を 三回
まわられます。
その時 弓と矢を 神官さんが
頭の上で 合わせられますが よく
合うか、合わないかによって その年の
豊作を うらなうということも
伝えられています。

 



的打ちの 松・しめ縄を
持って帰ると その一年は
良いことが あると 言われています。
昔は、松を 干して 煎じて
飲めば 病気も 治ると
言われていました。 沢山の人たちが 松を
うばい合うのは 今も続いて
います。

 



そして 女の人は 松の葉を
煎じて飲めば 美人になると
言われており 遠くから 松の葉を
拾いに来ていました。
これで 七月に行われる 祇園
祭りのことと 一月七日に 行な
われる 的弓祭の 紙芝居は 終わりです。
みなさんも 一度 小童の祇園
祭りに お参りして 見てください。

おしまい